2015 春のコンサート ライブレポート

20150502

text by Sadayuki Shimizu

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5月2日、今年も千種文化小劇場で名大フォークの「春のコンサート」、通称”春コン”が開催された。
春コンは年度で最初の学外ライブであり、例年多くの一般のお客さんが観に来てくれる。また新歓イベントの一環でもあり、新入生にとって名大フォークを知る良い機会でもある。
春コンの特徴として、ホールでの演奏という環境に合わせて出演するバンドルもジャズやインストなどの、どこか洒落ているジャンルが多いという点がある。

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今年は計22バンドが出演し、中には早々に入部を決めて一足早くライブに出演した新入生もいた。The Gruesomes のコビーバンドが奏でる力強いビートからスタートしたライブは、後に続く様々なバンドの熱量によって最後までその盛り上がりを見せていた。METALLICA のコピーはホールなどお構いなしに轟音を響き渡らせ、TRIX のコピーの観客を巻き込んだパフォーマンスは前半最高潮の盛り上がりを見せ、The Cardigans のコピーは一時の癒しを与えた。後半には、Enemies のコピーが卓越した演奏力で大きなグルーヴを生み、Nujabes のコピーは秀逸なトラックとMCで心地よいグルーヴを生み、平原綾香 feat. 岡田次郎のコピーが演奏した”spain”は、会場にいた人間全員が息を飲んでその圧倒的なパフォーマンスを見守っていた。トリとして、Jill-Decoy association のコピーが春コンを綺麗に締めくくった。

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今年も盛況のまま春コンを終えられたのも、出演者のみならず観に来てくれたお客さんや新入生やOBOGの方々、会場のスタッフさんなどの多くの人々のおかげであり、感謝してやみません。今後も、名大フォークは様々なライブイベントを開催して行くので、皆様のご来場をお待ちしております。