2016 春のコンサート ライブレポート

20160507

text by Kei Katagiri

2015春コントップ

5月7日、今年も名大フォークソング同好会の春のコンサート、通称”春コン”が、千種文化小劇場で開催された。
春コンは年度で最初の学外ライブであり、例年多くの一般の方々が足を運ぶ。また新歓イベントの一環でもあり、新入生にとっては名大フォークを知る良い機会である。
大きな円状のホールという環境に合わせ、出演するバンドも、ジャズやインストなどの比較的オシャレなジャンルが多いことが、春コンの大きな特徴である。
今年は計21バンドが出演し、中には早々に入部を決めて一足早くライブに出演した新入生もいた。シド・ヴィシャスのコピーバンドによって勢いよく幕を開けた今年の春コンは、その勢いを最後まで切らすことはなかった。オリジナルバンドである“ハポン。”は独特の世界観で見る者を惹き付け、Real Estateのコピーバンドは圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了していた。イツエやSuperflyのコピーバンドは、一般の方々や新入生に見せるに相応しいレベルの高い演奏であり、toeや宇宙コンビニのコピーバンドは、非常に高い完成度で一瞬たりとも目が離せなかった。名大フォークを代表するオリジナルバンドの一つである“かもめ”は、スピード感のあるパワフルな演奏でホール全体を飲み込んでいた。Acidmanのコピーバンドは息を呑む様な一体感を見せ、Indigo Jam Unitのコピーバンドはジャジーかつ繊細な演奏で見事に5時間半に及ぶ春コンライブを締め括った。
今年も盛況のまま春コンを終えられたのも、出演者のみならず観に来て下さった一般のお客様や新入生、OBOGの方々、会場のスタッフの方々など多くの人々のおかげであり、感謝して止みません。名大フォークは今後も様々なライブイベントを開催していきますので、皆様のご来場を心よりお待ちしております。