2016 Central Park Live ライブレポート

20161009

text by Shinsuke Inoue

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10月9日。今年も、名古屋大学フォークソング同好会、名フォが栄広場へやってきた。木の葉の舞う初秋の空に、栄の街角に、熱い音が響いた。道行く人々も思わず足を止め、部員たちの心のこもった演奏に耳を傾けていた。

初手を務めたのはOasisのコピー。どっしりとしたビートが身体に残る。明るくもどこか切ないポップスのadvantage Lucyのコピー。エモーショナルだが洗練されたメロディーを奏でたSunny Day Real Estateのコピー。勢いと迫力に満ちたTHEE MICHELLEGUN ELEPHANTのコピー。次々と展開される曲たちに、息をつく暇さえない。
荒井由実のコピーバンドの穏やかな演奏の後に休憩を挟み、後半。ここから個性的でテクニカルな演奏も多くなり始める。
休憩開け、HASAMI groupのコピーではノイジーだがどこかキャッチーな演奏に、人々は驚きステージ付近に密集した。そこから、抒情的なメロディーに聞き入ったPost Modern Teamのコピー、キャッチーなメロディーに荒ぶるサウンドのMUSEのコピー、息ぴったりのダイナミックなサウンドを見せたJan Lundgren Trioのコピーと続いていく。
めまぐるしく変わる展開にのせたスリリングな演奏を見せた四人囃子のコピー。溢れんばかりの感情がぶつけられたピアノとボーカルのデュオ、すずりなとあさくら。大象體操のコピーでは緻密に計算されたサウンドに人々は魅了された。
コールアンドレスポンスから始まり、観客を巻き込んだグルーヴを作り出したCICADAのコピー。そして、トリを飾ったのは、哀愁漂う艶やかなボーカル、ギター。それを力強いビートで支え、引っ張るベース、ドラム。それぞれの演奏は個々人が出し切った素晴らしいものだった。
他にも、ここには書ききれないほどの素晴らしいバンドがたくさんあった。
年に数えるほどしかない、名フォの外部向けライブ。今回もまた、掛け値無しに素晴らしいライブイベントだった。
11月の5日には若宮広場、6日には久屋広場でライブが行われる。是非とも自身で名フォのライブを体験してほしい。